「Vinicius/caymmi no Zum Zum」に端を発して
ブラジル音楽街道をがむしゃらに走り始めることになったのですが、
とはいっても趣味に使えるオコヅカイが潤沢にあるわけでもなく。
そこで、一度気に入った音源があれば、それを基準にして系統だてて購入するほうが
やたらめったらランダムに手を出すよりは、
金ドブ回数は少なくなるんじゃないかきっと、多分・・・と考えた私。
気に入った音源があればそのアーティストの別の音源を購入し、
さらにその音源の中で気に入った共演者とか作曲家・演奏者があれば、その人のソロ作を買う、
とかいった具合。
だからその元になる情報が欲しいばかりに
CDとかレコードのライナーに書かれたクレジットはひたすらチェックしてましたね~
そんな感じで
「Vinicius/caymmi no Zum Zum」→ヴィニシウス→クアルテート・エン・シー。
で、クアルテート・エン・シーの68年の作品とくれば
「ペドロ・ペドレイロ」。
当然シコ・ブアルキにぶち当たます。
もちろん買いましたよ~、シコの1st。
そう、まわりの友達がグリーンデイとかベックとかスチャダラに熱を上げてるさなかの大学時代(笑)
買ったのはRGEの輸入盤だったから、ポル語の歌詞がかろうじて印刷されてただけで、
和訳のライナーなんて当然なし。
シコ・ブアルキ本人については
他のアーティストの日本盤についていたライナーノーツからの断片的な情報にとどまったまま。
そんな中でも、彼の作品を聴くと語感とか韻の踏み方にすごく特徴があることが分かるし、
音感からは微妙な陰鬱さも感じます。
全体的な雰囲気として、どうにもこうにもこれはいわゆるボサノヴァと違うなぁといった印象。
でも、バラエティに富んだ曲調で、何回も何回もリピートしてしまうぐらいの常習性あります。
音も大して良くなくて、それがまた時代を感じさせていい感じな訳ですよ。
(去年ぐらいに日本盤として初CD化された時のオノ・セイゲン・リマスターは
あまりの音の良さにびっくりでしたホント)
あとで知ることになるのですが、シコ・ブアルキは今でもブラジルの人たちにとって
相当人気があるようで。
私の場合、シコの最良の時代は初期RGEの3部作とフィリップス移籍後の2作品ぐらいまで。
あとは、実はよく解りませーん、というのが実際のところ。
こちらソロ3作品目に収録のRODA VIVA。
ボンバの日本盤を購入してやっと初めて分かった歌詞の意味。
かっこよすぎ。