ワインとムジカとハリネズミ

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私的ブラジル音楽50選(3)


ひと昔、TBSで観たダウンタウンの番組。
二丁目のオネエ方がマーチング・バンドに挑戦するってコーナーありましたよね。
どんだけ~!って、アレ。
(IKKOが言い始めてから一気にリアル感なくなりましたけどね~)

そのマーチング・バンドがテーマ曲に選んでたのが、なんと「ブラジルの水彩画」。
そうです、アリ・バホーゾの「Aquarela do Brasil」です。
あまりにも有名な曲。
ジョアンのバージョンもいいし、
カルメン・ミランダのなんかはさすがに時代を感じさせてくれて雰囲気プンプン。



でも、私にとっての「Aquarela do Brasil」のトドメはなんといってもハダメス・ニャタリ。
ボサ人にとってもあまりなじみのないハダメスですが、
アントニオ・カルロス・ジョビンの師匠だった人と言えばその凄さを分かっていだけるでしょうか。




その「Aquarela do Brasil」が1曲目に収録された
ハダメス・ニャタリ・セステート名義の「Rdames na Europa」。
ジャズとショーロとクラシックとMPBが綯い交ぜになった1960年の音源。


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これかけたとたん、部屋いっぱいに幸せな空気に包まれる
なんてレビューをどっかで見たけど、まさにその通り。
音楽そのものの楽しさがビッシビシ。
で、幼稚園の運動会みたいなほのぼの感。
ハダメスのピアノ、シキーニョのアコーディオン、ゼー・メネゼスのギターがこの作品のキモ。



私が持っているのはオデオン100周年の時に復刻されたCDで、
当時カルトーラにはまりまくっていた時分、
「Alvorada」が収録されているのと「Felicidade」が入っているのが気になったのと、
なんとなくジャケットがオシャレだって理由だけで、
ハダメス・ニャタリのことなにも知らずに買ったものです。
もちろん、ここの「Alvorada」はカルトーラのじゃなくてジャコーのだったんですけどね。


だれもが優しくなれる至福の34分。
まちがいなく最高です。


オリジナルの音源ではなくここにはピアノが入ってませんが

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# by necotee-ra | 2011-06-12 01:56 | ムジカ

私的ブラジル音楽50選(2)

なぜかハワイの風景が広がる、
トリオ・イラキタンの「OS BOLEROS QUE GOSTAMOS DE CANTAR / OUTROS 」。
お得意のボレロがテーマの音源です。


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このトリオ・イラキタン、ブラジルよりその周辺の国での方が有名なんだそうで、
なるほど中南米⇒カリブ⇒あったかそう⇒トコナツ⇒ハワイ・・・
とは飛躍しすぎか。
ボレロがテーマだけに、余計にそんな感じ。
脳みそが耳の穴からとろとろ流れ出そうなほど
とにかくユルユル。


これもトア・ウエストにあったビストロの常備品。
まさに今からのこの季節、平日の閑散とした昼下がり、
テラスでオチャするお客さんの背景にぴったんこ。
今でも自宅でオフの昼下がりにかけたりすると、もうユルユル天国なワケですよ。



こちらボレロでなくサンバですが、マニアックな音源です。

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# by necotee-ra | 2011-06-10 00:43 | ムジカ

私的ブラジル音楽50選(1)

50選・・・なんて中途半端な数字。
だって「100選!」って打ち出せるほど、続けれる自信なんてないもんねー

私が所有している音楽ソフトの中で多分一番多いジャンルのブラジル音楽。
ショーロ、サンバ、ボサノヴァ、MPB、フォホーはては変態インストなどなど。
これ、個人的な棚卸です。



もともとCMJ系のロックにしか興味のなかった私が
ブラジル音楽にのめりこみきっかけになったのが
ヴィニシウス・ヂ・モラエスの「Vinicius/caymmi no Zum Zum」。
今まで何度かこのブログで登場してる、
トア・ウェストに昔々あった、小さくも粋なビストロで出会った音源です。

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ヴィニシウス・ヂ・モラエスとドリヴァル・カイミ、
クァルテート・エン・シーとオスカル・カストロ・ネヴィス・コンジュントで構成された67年の作品。
64年~65年にズン・ズンというナイトクラブで興行された
同メンバーによる一連のショーを再現したという企画ものです。


ヴィニシウスとカイミの渋い歌唱に
元気いっぱいのコーラスのクァルテート・エン・シー。
ヴィブラフォンがいいアクセントで聴かせるオスカル・カストロ・ネヴィス・コンジュント。
ここには「想いあふれて」や「おいしい水」、「メディテーション」とかの著名なボサノヴァ曲は一切ありません。
でも、デビュー4年目のクァルテート・エン・シーの素人感の抜けない勢い極まったコーラスのせいか、
ヴィニシウスのヘタウマ加減か、
どうにもこうにもこの音源には手作り感が満載で、
そういった意味では当初学生のムーヴメントから生まれたとされる
ボサノヴァの要素を多分に感じさせてくれます。
全体から感じられるこのインディ感が
それまで傾注していたCMJ系のロックと通じるとこがあったからなのでしょうか、
この音源に出会ってからというもの、ボサノヴァにどっぷり浸かってしまうことになるのです。

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                        オリジナルアートワークはこちら↑


まだ素人感の抜けないクァルテート・エン・シー
途中登場のシコ・ブアルキのブキミなこと!

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# by necotee-ra | 2011-06-03 01:16 | ムジカ

カモミールが咲きました


この季節になると妙に欲しくなるロゼ。
アマでもカラでもいいから、とにかくロゼ。
マタ~リ感が欲しい時はもちろんアマがいい。
で、今日はアマロゼの代表ロゼ・ダンジュール09を頂きました。
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生産者はオリヴィエ・クザン。
これが本当のSO2無添加?と思わせるほど酸化熟成感もなくクセもない。
チェリーや桃の風味に少しハーブやアニスなどのスパイスのニュアンス。
カンペキと言われるヴィンテージだけあって、スケールの大きい重心の低いすわった感じ。
もちろん酸とのバランスもよく、スイスイいける感じは例年通り。
台風あとのカラッとした風の中、やっと花を咲かせたカモミールの茎にまとわりついた
アブラムシを指先でプチプチっと駆除する。
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久しぶりにゆっくり寝れたとろとろ昼下がり。
やっぱりロゼですな~。





最近のおうちワインそのほか。

金井醸造場。デラウェア+ 2010。
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去年のと比べると若干穏やかな酸味。
ハーブのニュアンスがソーヴィニョン・ブランにも似たキレのいい飲み口。
実は料理を選ぶかも。




クリストフ・パカレ ボージョレー・ヌーヴォー2010。
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濃い!渋みもしっかりあって、ヌーヴォーってより、よく出来たガメイって感。
デカンタージュした方がいいぐらい。まだ3、4年は寝かせておきたい。
それはそれでいいいんだけど、
ヌーヴォーらしいフルーティーさから言うと2010年はジャン・クロード・ラパリュに軍配。




クロ・デュ・テュエ・ブッフのシュヴェルニー・ルイヨン2009。
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実はこのルイヨンがカイエールやグラヴォットよりも一番好き。
お寿司と合わせても抜群にウマい。
ブルゴーニュのグラン・オルディネールとかパスグラとも違う絶妙な旨濃い感。
2009年はより黒い色のベリーのニュアンス。
例年のかわいらしさはほとんどなくて、5年は寝かせておけるポテンシャル。
クザンのロゼ・ダンジュールもそうだったけど、やっぱしグレイトヴィンテージなのね2009。
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# by necotee-ra | 2011-05-31 22:35 | ワイン

サギ

梱包されていた段ボールを待ちきれんばかりの勢いでひっぺはがし、
中から出てきたカラーヴァイナルを見たヨメがつぶやいたひとこと「ガッケンガッケン!」
(学研の付録でソノシートなんかあったっけ?)


ジョアン・ジルベルトの限定アナログ
「Live in NYC October 9 1964/Live in Mexico 1974 」がとうとう到着。


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以下、インフォメーションから。

『全世界500枚限定プレス アナログ・リリース!!』

『世界のボサ・ノヴァ、そしてジョアン・ジルベルト・ファン驚愕の秘蔵音源!!』

『こんなレコーディングが何処に眠っていたのか・・・』

『すべての音楽ファンに捧げる史上最大級の発見はこの中に!!』


こんなレビューを読んで期待に胸ふくらまないボサノヴァ狂なんていないわけない!
私も、はい、パンク寸前(あ~あぶなかった)。



収録内容は

Side A:
1. Samba De Uma Nota So(*)
2. Desafinado(*)
3. Meditacao(*)
4. A Felicidade(*)
5. O Pato
6. Samba De Minha Terra
7. Bim Bom
8. Meditation
9. Um Abraco No Bonfa
10. Acapulco

Side B:
1. De Conversa em Conversa
2. Ela é Carioca
3. O Sapo
4. Esperanca Perdida
5. Trolley Song
6. Joao Marcelo
7. Farolito
8. Astronauta (Samba da Pergunta)
9. Bésame Mucho
10. Eclipse

* with Stan Getz Orchestra
Live in New York City - 9th October 1964 (side A 1-9)
Live in Mexco - 1974

「ゲッツ/ジルベルト」はケッな作品だと思うものの、
エルシオ・ミリートとゲイリー・バートンがいい仕事をみせる
「ゲッツ/ジルベルト#2」を何度も聴きこんできた私にとって、A1-4は特に白眉。
(同日の録音にこんな音源が残ってたなんて)
しかもボサ人にとってハズレなしといわれるメヒコライヴのside-Bなんて、
そら、もう!な訳なんですよ。

仕事から帰ってきてまま珍しく手も洗わず、
ガッケン呼ばわりされた緑の盤を寝かせ、針を落としたその瞬間・・・
全てを理解してしまいました。



A1-4はオデオン3部作から1stと、2nd、59年録音の「カルナヴァルのオルフェ」のEPからのコピー。
A5-9は「ゲッツ/ジルベルト#2」からのコピー。
B10とsideBは全部「彼女はカリオカ」からのコピー。
と、まぁ既存作品からオムニバス的内容だったんですね。
しかも、EMIとユニヴァーサルをごっちゃにして版権ないがしろ。
これぞ、サギ!!
耳の奥で響く「チ~ン」。

ディスクユニオンの「メーカーインフォとお店に届いた商品の内容に違いがあったため、全ての予約をキャンセルしました」というその姿勢は実に潔い。

それぐらいひどい商品。
(B-8の作者の一人Marcos VasconcellosがNana Vasconcellosになってるのには
あきれを通り越して少しにやついてしまいましたけどね~)

この商品を発売したのはBBというレーベル。
ロシア語で表記されているけどLicenced by ~ Tokyoなんてのも書いてあるぞ!

賢い消費者ってのも、状況によっては難しいものなんですね~ってのを痛感した出来事でした。
(とはいえ、これはこれで資料として残しておこうと思った次第なのです)


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# by necotee-ra | 2011-05-30 23:25 | ムジカ