ワインとムジカとハリネズミ

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Magali et Martin


イッセー尾形と矢野顕子の合作の曲で「おおパリ」っていうのがあるが、
曲中の主人公よろしく、結果的に体調崩した今回のフランス。
いや、正確には初めてのフランスです。


リュクサンブールは火の海ではなかったし
モンマルトルから転げ落ちることもなかった。(かろうじて)
セーヌ川に頭をつっこむこともなかったが、
ずいぶん身体にガタがきたもんだ。


エミレーツ航空で3時間をドバイ空港ですごし、
なんせ片道25時間のフランス旅。
しかも到着はスイス・ジュネーヴ。
そこからバスで4時間揺られてのリヨン。初日。
リヨン→ボーヌ→ランス→パリまでを現地5泊。

今回のミッションはブルゴーニュ、シャンパーニュの蔵元を訪問し
そのフィロソフィーをインプット。
そして純粋な観光。(わるいか!)



どっぷり疲れた身体をダマシダマシ。
腹が減っては明日からの蔵元訪問も台無しだ。

ホテルについていきつく間もなく向かった先、初日リヨンの飯どころは
メトロ Hotel de Ville駅を降りて、ソーヌ川の近く「MAGALI et MARTIN」。
せっかくのグルメの街、リヨンに行くならばと事前に予約をいれての気合の入りっぷり。
ソーヌ川、きれいだったなぁ。足元犬のうん子だらけ。
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途中タバコ屋に立ち寄ってマガーリへの道を聞く。
フランス語まったく分からん私ら2人にまくしたてるおばあちゃん。
あぁあそこは上手いって評判だよ。で、どこにいくんだい?ん?
ありがとうボークー。



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2階吹き抜けの構造。
1回はソファ席メインで約12席。2階はテーブル席で16席程度の小バコ。
オーストリア人シェフが振る舞う、ふわっとした空間でのなんとも心地よい時間・・・
いやいや、結構パンチ効いてましたよ、これが。

アスペルジュ ブランシュ
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煮詰めたバルサミコにオレンジの果肉、フォワグラのテリーヌのスライス。
シンプルな内装な割には天一もびっくりの味重ね。
ピンボケ。


エスカルゴ
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これが効いたなぁ。ビーツのような赤カブに豚でたっぷり出汁をとったソース。
おまけに豚肉までトッピング。


トュルボ トロンソン ロティ
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食べ応え十分。
しかし、魚くさい。


フィレ ミニョン
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これが一番うまかったなぁ。
火の入れ方が絶妙。繊細のひとこと。
しかしこれもピンボケ。まだまだだ。

デセールには名物(と言われている)フォンダンショコラと何かのフルーツのババロア(失念)。
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フォンダンショコラはまぁまぁだったなぁ。
薄い表現の中から濃厚なソースがタラリラリン。

ワインリストは地元ブルゴーニュものからカンシーの白まで。
最先端ではないけど、このマニアックさがおもしろい。


ワイン3杯、料理4皿。
デセール2皿にコーヒー2杯で120ユーロ。
まぁこんなもんかな。

アリガトウゴチャイマシタ~だってさ。

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気合入れることなく、ふんわり楽しめるMagali et Martin。



気持ちピンボケのまま、
いやこれは時差のせいか、歳のせいか、
名所l'Hotel de Villeも妖艶さを増して三重。
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さぁ明日からいよいよコード・ドール入り。



しかし、フランスの音楽ってなんだろか。
ゲンスブール?バル―?バルバラ?ゴングって気分でもないな。
ブリジット・フォンテーヌにはまだ遠いし。

遅れてやってきたマイブーム。YANN TIERSEN.

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# by necotee-ra | 2012-05-28 00:31 | ひとりごと

妖怪ぬらりひょんは甲本ヒロトだったんですね~

多感な時代にブラジル音楽やゲンスブールに首を突っ込みながらも
自分にとってのエバーグリーンと言えばR.E.M.をおいて他にはない。

そのR.E.M.が解散したのが9月。
もうずいぶん前の話を今さら。(わるい?)


R.E.M.を初めて意識したのは中学の時だったかいつだったか。
訳あってカリフォルニアから送られてきた現地のラジオをダビングしただけの
カセットテープ。
そんなかに入っていた「STAND」。

ついで田舎のレンタル屋さんで借りた「LOSING MY RELIGION」。


そしてなんといっても『AUTOMATIC FOR THE PEOPLE』。

もう亡くなったけど、おばあちゃんにもらった3千円のおこずかいをもらったその足で
小さなCD屋さんで買った『MONSTER』。
大事なおこずかいでそんもん買うなっ!って、なぜか両親から怒られた。(ウルセー!)



で、解散を機にワーナー以前の音源を
今さらながら買い集めて聴いているのですが、
昔はもっともっとアンビエンチな歌声だったんですね。
日本盤に封入されている歌詞も聴き取れるのが奇跡的なほど。
そして、曲の佇まいから
なぜかブルーハーツに近いものを感じるのです。

あえてブルーハーツの映像は載せないけど、
急にピクッと動き出すぬらりひょんの(もちろんマイケル・スタイプ)
「what's the frequency, Kenneth?」は、
比較的最近の作品にもかかわらず
さしずめ、少し抑え気味の甲本ヒロト、そのまんま。
オリジナルなキレある動き。
いきなり狂った木の上のナマケモノ。
神経質なのび太。



そして、これぞエバーグリーンな「LOSING MY RELIGION」。


御大ニール・ヤングを前に緊張顔。震えます。



こうして、いち時代いち時代に区切りをつけながら、
私的に怒涛の2011年はもうすぐ終わろうとしている訳で、
1年経つ早さを年々ひしひしと感じるのです。
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# by necotee-ra | 2011-11-13 02:19 | ムジカ

六一やぶり


六一。
「六」甲山牧場には年「一」回、なんて我が家暗黙のルールをやぶってまで、
いきたい!いきたい!!を連発するヨメ。
なにがそんなに・・・なんて思っていたら、
生まれたばかりの仔牛にミルクやりが出来るんだって。へぇ~。

まぁ動物キライじゃないし(厳密には大好きですよデレデレ)、
タイミングよく、これまた生まれたばかりの子ヤギにも会えるってなもんで
行ってきました六甲山牧場。
ワクワクですよ、当然。



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アマではユウに30度越えもここは涼し。
うぐいすの声も聞こえ、
アジサイもなんだかいい感じでのどかな牧場風景に融け込んでいるのです。
ゆるいなぁ。



北ゲートで早速のお出迎え。
先月生まれたばかりの4つ子のヤギたち。
カラッとした風が吹き抜ける気持ちのいい陽だまりの中でぐっすりです。

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                  ホラホラ、オキャクサンデスヨ


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そのうち、オカンヤギの背中にみんなが乗り始めて・・・
た~のし~!
(オカンのチチ、すげー!爆乳!!)



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そしてこちらが今回の目的、ミルクやりの主役、いや、主役はうちのヨメか?ココロちゃん。
1日2回ミルクやり体験が組まれていて、1回につき5名の限定。
気合十分のわれわれ、15分前から受付の前に並び、
競合のガキンチョどもを蹴散らし目で脅して
我が我がと無事に権利をゲット!(誇張ですよ当然)

おなかをこわさないようにと少しあったかいミルク。

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すごい勢いで、そしてすごい力であっという間に飲み干してしまいます。
ワタシら5人目に並んだ最後の組だったのですが、まだ飲み足らないのか
ミルクやったあとの口元に手を持っていくと、
その手を丸ごと口にくわえてチュパチュパと吸い始めるんですね。
これがまた吸う力をそのままダイレクトに体感出来て貴重だった訳なのです。
(歯が生えてないから全然いたくないですよ)



そして今回思わぬ収穫だったのが、この子。
さくらちゃん。
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ツメがえぇ具合にピースしてますな。
ブーッ!!



そのあとは向かいの牛舎へ。
パドックん中のホルスタインを相手に牛使い気分をさんざっぱら楽しむヨメ。
それを尻目にベンチで横たわって寝るワタシ。
自分のイビキで起きたのですが、あんなところで本気寝は初めてでしたわ。
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で、またゲートの入り口に戻って子ヤギと戯れて、
なんと来てからすでに4時間近く経っていたのです。



今回初めて分かったことですが、
動物の毛並や毛色、特性や動きや表情、体つきやらなんやらをじっくり観察したり
その時々の感情を想像したりすることが動物園とか
こういった牧場で動物と直に触れ合う醍醐味なんだなぁと。

動物園にいっても動物がぐったりしててオモロナイのなら、
目的の動物が元気ピンピンな時間を調べていけばいいし、
あれやこれやとイソイソ見て回るより、
ゆっくりと時間かけて少ない動物を観察していった方が発見がある。
厳密にいうなら、解放感ある牧場の方が動物はイキイキしてるような気がしますけどね。



午後の強い日差しに、さすがに焼けましたが(牧場焼け!)
今回もまたもやとろとろ~な1日を過ごしました。

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                  楽しかった?またきてチョー!
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# by necotee-ra | 2011-07-21 00:27 | もう一人のharicohari

私的ブラジル音楽50選(5)



その昔、チャールズ・ヘイワードとフレッド・フリスが参加してるからという理由で購入した
ハイナー・ゲッベルスの「Der Mann In Fehrstuhl/The Man In The Elevator」(ECM)。
錯乱状態の男の叫び声と怒号、緊迫感に拍車をかけるかのようなノイズの洪水。
そして、その向こう側から聴こえてくるヨレヨレの「ブラジルの水彩画」。
キューブリックの「時計じかけのオレンジ」さながらの屈折感とシュールさに
脳天がぐらついた経験をしました。

その音源で「ブラジルの水彩画」をうたっていたのが、まさにアート・リンゼイ。
NO NEW YORKでのDNA、ラウンジ・リザーズなどといたるところで
耳にすることが多かった名前でしたが、私が明確に彼を意識したのが
この「Der Mann ~」を聴い時だったのです。元々ブラジル出身なんですね。
(ちなみにアンビシャス・ラヴァーズは今だ未経験なんですよねーこれが)




そう、「屈折感」という言葉こそ、
まさにアート・リンゼイの音楽を表すにピタッとはまるのですが、
ブラジルが世界に誇るもう一人の屈折御大ヴィニシウス・カントゥアリアをはじめ、
ナナヴァス、坂本龍一、メルヴィン・ギブズ、ブライアン・イーノ、
はてはホメロ・ルバンボまでもが参加した96年作の「o corpo sutil」は
どうしようもない屈折感の中の一瞬の美しさをかき集めたかのような、
今でも聴くに堪えうる素晴らしい一枚。

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カエターノとガル・コスタの「domingo」冒頭曲にも似た重力を持つ1曲目。
2曲目の「child prodigy」はヨレヨレ感をたっぷり味わえる脱力系。
もろボサ調な7曲目~9曲目。
トレードマークの無調ギターによるノイズは
アクセントとして抑制されたさざ波のように響き、
アコースティックな温もりと、それとは逆にある種の儚ささえもが全体に感じられる作品。
そしてなんといっても坂本龍一のピアノの美しさ。
トム・ジョビンへのオマージュ・プロジェクトはすでにこの時から始まっていたかのよう。
「este seu olhar」は実際、本作品中の白眉。




ん~屈折感


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# by necotee-ra | 2011-07-01 10:23 | ムジカ

私的ブラジル音楽50選(4)


「Vinicius/caymmi no Zum Zum」に端を発して
ブラジル音楽街道をがむしゃらに走り始めることになったのですが、
とはいっても趣味に使えるオコヅカイが潤沢にあるわけでもなく。


そこで、一度気に入った音源があれば、それを基準にして系統だてて購入するほうが
やたらめったらランダムに手を出すよりは、
金ドブ回数は少なくなるんじゃないかきっと、多分・・・と考えた私。

気に入った音源があればそのアーティストの別の音源を購入し、
さらにその音源の中で気に入った共演者とか作曲家・演奏者があれば、その人のソロ作を買う、
とかいった具合。

だからその元になる情報が欲しいばかりに
CDとかレコードのライナーに書かれたクレジットはひたすらチェックしてましたね~

そんな感じで
「Vinicius/caymmi no Zum Zum」→ヴィニシウス→クアルテート・エン・シー。
で、クアルテート・エン・シーの68年の作品とくれば
「ペドロ・ペドレイロ」。
当然シコ・ブアルキにぶち当たます。

もちろん買いましたよ~、シコの1st。
そう、まわりの友達がグリーンデイとかベックとかスチャダラに熱を上げてるさなかの大学時代(笑)


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買ったのはRGEの輸入盤だったから、ポル語の歌詞がかろうじて印刷されてただけで、
和訳のライナーなんて当然なし。
シコ・ブアルキ本人については
他のアーティストの日本盤についていたライナーノーツからの断片的な情報にとどまったまま。
そんな中でも、彼の作品を聴くと語感とか韻の踏み方にすごく特徴があることが分かるし、
音感からは微妙な陰鬱さも感じます。
全体的な雰囲気として、どうにもこうにもこれはいわゆるボサノヴァと違うなぁといった印象。

でも、バラエティに富んだ曲調で、何回も何回もリピートしてしまうぐらいの常習性あります。
音も大して良くなくて、それがまた時代を感じさせていい感じな訳ですよ。
(去年ぐらいに日本盤として初CD化された時のオノ・セイゲン・リマスターは
あまりの音の良さにびっくりでしたホント)

あとで知ることになるのですが、シコ・ブアルキは今でもブラジルの人たちにとって
相当人気があるようで。
私の場合、シコの最良の時代は初期RGEの3部作とフィリップス移籍後の2作品ぐらいまで。
あとは、実はよく解りませーん、というのが実際のところ。



こちらソロ3作品目に収録のRODA VIVA。
ボンバの日本盤を購入してやっと初めて分かった歌詞の意味。
かっこよすぎ。

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# by necotee-ra | 2011-06-26 02:24 | ムジカ