ワインとムジカとハリネズミ

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私的ブラジル音楽50選(4)


「Vinicius/caymmi no Zum Zum」に端を発して
ブラジル音楽街道をがむしゃらに走り始めることになったのですが、
とはいっても趣味に使えるオコヅカイが潤沢にあるわけでもなく。


そこで、一度気に入った音源があれば、それを基準にして系統だてて購入するほうが
やたらめったらランダムに手を出すよりは、
金ドブ回数は少なくなるんじゃないかきっと、多分・・・と考えた私。

気に入った音源があればそのアーティストの別の音源を購入し、
さらにその音源の中で気に入った共演者とか作曲家・演奏者があれば、その人のソロ作を買う、
とかいった具合。

だからその元になる情報が欲しいばかりに
CDとかレコードのライナーに書かれたクレジットはひたすらチェックしてましたね~

そんな感じで
「Vinicius/caymmi no Zum Zum」→ヴィニシウス→クアルテート・エン・シー。
で、クアルテート・エン・シーの68年の作品とくれば
「ペドロ・ペドレイロ」。
当然シコ・ブアルキにぶち当たます。

もちろん買いましたよ~、シコの1st。
そう、まわりの友達がグリーンデイとかベックとかスチャダラに熱を上げてるさなかの大学時代(笑)


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買ったのはRGEの輸入盤だったから、ポル語の歌詞がかろうじて印刷されてただけで、
和訳のライナーなんて当然なし。
シコ・ブアルキ本人については
他のアーティストの日本盤についていたライナーノーツからの断片的な情報にとどまったまま。
そんな中でも、彼の作品を聴くと語感とか韻の踏み方にすごく特徴があることが分かるし、
音感からは微妙な陰鬱さも感じます。
全体的な雰囲気として、どうにもこうにもこれはいわゆるボサノヴァと違うなぁといった印象。

でも、バラエティに富んだ曲調で、何回も何回もリピートしてしまうぐらいの常習性あります。
音も大して良くなくて、それがまた時代を感じさせていい感じな訳ですよ。
(去年ぐらいに日本盤として初CD化された時のオノ・セイゲン・リマスターは
あまりの音の良さにびっくりでしたホント)

あとで知ることになるのですが、シコ・ブアルキは今でもブラジルの人たちにとって
相当人気があるようで。
私の場合、シコの最良の時代は初期RGEの3部作とフィリップス移籍後の2作品ぐらいまで。
あとは、実はよく解りませーん、というのが実際のところ。



こちらソロ3作品目に収録のRODA VIVA。
ボンバの日本盤を購入してやっと初めて分かった歌詞の意味。
かっこよすぎ。

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by necotee-ra | 2011-06-26 02:24 | ムジカ

私的ブラジル音楽50選(3)


ひと昔、TBSで観たダウンタウンの番組。
二丁目のオネエ方がマーチング・バンドに挑戦するってコーナーありましたよね。
どんだけ~!って、アレ。
(IKKOが言い始めてから一気にリアル感なくなりましたけどね~)

そのマーチング・バンドがテーマ曲に選んでたのが、なんと「ブラジルの水彩画」。
そうです、アリ・バホーゾの「Aquarela do Brasil」です。
あまりにも有名な曲。
ジョアンのバージョンもいいし、
カルメン・ミランダのなんかはさすがに時代を感じさせてくれて雰囲気プンプン。



でも、私にとっての「Aquarela do Brasil」のトドメはなんといってもハダメス・ニャタリ。
ボサ人にとってもあまりなじみのないハダメスですが、
アントニオ・カルロス・ジョビンの師匠だった人と言えばその凄さを分かっていだけるでしょうか。




その「Aquarela do Brasil」が1曲目に収録された
ハダメス・ニャタリ・セステート名義の「Rdames na Europa」。
ジャズとショーロとクラシックとMPBが綯い交ぜになった1960年の音源。


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これかけたとたん、部屋いっぱいに幸せな空気に包まれる
なんてレビューをどっかで見たけど、まさにその通り。
音楽そのものの楽しさがビッシビシ。
で、幼稚園の運動会みたいなほのぼの感。
ハダメスのピアノ、シキーニョのアコーディオン、ゼー・メネゼスのギターがこの作品のキモ。



私が持っているのはオデオン100周年の時に復刻されたCDで、
当時カルトーラにはまりまくっていた時分、
「Alvorada」が収録されているのと「Felicidade」が入っているのが気になったのと、
なんとなくジャケットがオシャレだって理由だけで、
ハダメス・ニャタリのことなにも知らずに買ったものです。
もちろん、ここの「Alvorada」はカルトーラのじゃなくてジャコーのだったんですけどね。


だれもが優しくなれる至福の34分。
まちがいなく最高です。


オリジナルの音源ではなくここにはピアノが入ってませんが

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by necotee-ra | 2011-06-12 01:56 | ムジカ

私的ブラジル音楽50選(2)

なぜかハワイの風景が広がる、
トリオ・イラキタンの「OS BOLEROS QUE GOSTAMOS DE CANTAR / OUTROS 」。
お得意のボレロがテーマの音源です。


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このトリオ・イラキタン、ブラジルよりその周辺の国での方が有名なんだそうで、
なるほど中南米⇒カリブ⇒あったかそう⇒トコナツ⇒ハワイ・・・
とは飛躍しすぎか。
ボレロがテーマだけに、余計にそんな感じ。
脳みそが耳の穴からとろとろ流れ出そうなほど
とにかくユルユル。


これもトア・ウエストにあったビストロの常備品。
まさに今からのこの季節、平日の閑散とした昼下がり、
テラスでオチャするお客さんの背景にぴったんこ。
今でも自宅でオフの昼下がりにかけたりすると、もうユルユル天国なワケですよ。



こちらボレロでなくサンバですが、マニアックな音源です。

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by necotee-ra | 2011-06-10 00:43 | ムジカ

私的ブラジル音楽50選(1)

50選・・・なんて中途半端な数字。
だって「100選!」って打ち出せるほど、続けれる自信なんてないもんねー

私が所有している音楽ソフトの中で多分一番多いジャンルのブラジル音楽。
ショーロ、サンバ、ボサノヴァ、MPB、フォホーはては変態インストなどなど。
これ、個人的な棚卸です。



もともとCMJ系のロックにしか興味のなかった私が
ブラジル音楽にのめりこみきっかけになったのが
ヴィニシウス・ヂ・モラエスの「Vinicius/caymmi no Zum Zum」。
今まで何度かこのブログで登場してる、
トア・ウェストに昔々あった、小さくも粋なビストロで出会った音源です。

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ヴィニシウス・ヂ・モラエスとドリヴァル・カイミ、
クァルテート・エン・シーとオスカル・カストロ・ネヴィス・コンジュントで構成された67年の作品。
64年~65年にズン・ズンというナイトクラブで興行された
同メンバーによる一連のショーを再現したという企画ものです。


ヴィニシウスとカイミの渋い歌唱に
元気いっぱいのコーラスのクァルテート・エン・シー。
ヴィブラフォンがいいアクセントで聴かせるオスカル・カストロ・ネヴィス・コンジュント。
ここには「想いあふれて」や「おいしい水」、「メディテーション」とかの著名なボサノヴァ曲は一切ありません。
でも、デビュー4年目のクァルテート・エン・シーの素人感の抜けない勢い極まったコーラスのせいか、
ヴィニシウスのヘタウマ加減か、
どうにもこうにもこの音源には手作り感が満載で、
そういった意味では当初学生のムーヴメントから生まれたとされる
ボサノヴァの要素を多分に感じさせてくれます。
全体から感じられるこのインディ感が
それまで傾注していたCMJ系のロックと通じるとこがあったからなのでしょうか、
この音源に出会ってからというもの、ボサノヴァにどっぷり浸かってしまうことになるのです。

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                        オリジナルアートワークはこちら↑


まだ素人感の抜けないクァルテート・エン・シー
途中登場のシコ・ブアルキのブキミなこと!

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by necotee-ra | 2011-06-03 01:16 | ムジカ