ワインとムジカとハリネズミ

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秋の夜長に聴くムジカ



今日は相当蒸し暑いのですが、朝晩はぼちぼち涼しくなってきましたね。
秋です。
一年のうちで一番好きな季節。
(食べもんも、飲みもんもうまいしねぇ~)


で、秋になると必ず聴きたくなる音楽があって、
そしてそういうのは概ねECMからリリースされているものが多い。
ECMは1968年にドイツで産声を上げたジャズレーベルだけど、
ECM=Edition of Contemporary Music というだけあって、
ジャズにカテゴライズされない自由な音楽も数多くカタログに並んでいます。

そのECMから
特に涼しい風が吹き込む秋の夜長に、
照明を絞って少し小さめのボリュームで聴きたいCDを選んでみました。



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Ralph Towner/ANA(96年)
クラシックギターと12弦ギターをフィーチャーしたラルフ・タウナーのソロ作品。後半のフリーフォームの連作は聴いてて少しつらいけど、それを度外視しても前半の素晴らしさ。メロディアスでたっぷりのサウダーヂ。ラルフ・タウナーの別ユニット「オレゴン」の諸作がソロで聴けるというのも楽しみの一つ。彼の場合、クラシックの素養も十分だけど、その技巧に走ることなく、そしてジャズマナーとしてのギターの弾き方でもない全くのオリジナル。子守唄を聴かされているような心地よさ


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Cyminology/AS NEY(08年)
シミノロジー。シミン・サマワティというイランにも自身のルーツを持つ女性をボーカリストに迎えたトリオ編成のグループです(パーカッションはインド人)。ECMらしい東西の洋の音楽の組み合わせで、全体から感じるのはエキゾ感と郷愁感。静謐ながらも硬くなりすぎず、独特の浮遊感を生み出しています。普段の生活ではなかなか触れる機会のないペルシャの語も、自然にすぅっと染み込んで来ます


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Tord Gustavsen /BEING THERE(06年)
ECM随一のイケメンピアニスト、トルド・グスタフセンのECM3作目。ゆっくりと静かに流れるようなピアノ。まさに夜12時以降の薄暗い部屋向けのジャズ。ピアノからベース、ドラムの間のテーマの受け渡しも巧く、終始自然な流れで進んでいきます。個性がないといえばないのかもしれませんが、仕事から帰ってきてだるい身体にバッチバチのアドリブなんかキメられたくないってもの。


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Keith Jarrett/THE MELODY AT NIGHT, WITH YOU(98年)
体調不良で長らく休暇を取っていたキース・ジャレットの復帰作。ほぼスタンダードで固められたピアノ・ソロ。スタンダードだけに聴きなれたフレーズが多いものの、音数が少ないく空間をたっぷりとっているために、聴き手の中にそれぞれの曲のイメージや情感を託しているかのような、そんな音作り。全体的にECMとしては珍しいく温かみが感じられ、私はキースの作品の中で一番好きです(あの唸り声もなし!)まさにMELODY AT NIGHT, WITH YOUそのまんま。


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Steve Tibbetts/NOTHERN SONG(81年)
ギタリスト、スティーヴ・ティベッツの中で、最もストレートにアンビエントを感じさせる作品で、しかも前面アコースティックで奏でられているところがいい。ティベッツが求めるエスニックな要素も他の作品と比べて押し付けがましくなく自然。大きな盛り上がりはなく、テープループを使ったりしながら淡々と進んでいきますが、これこそがムジカ・アンビエントの良さなんですね。


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Dave Holland/PRIME DIRECTIVE(98年)
まさにベースの似合う体躯、デイヴ・オランドのクインテット作品。変拍子。ダイナミック。いかにも難しそうなアドリブの取り回し。ダァ~っとくるかと思ったら、シュウ~と引くようなテンションの強弱の付け方が、ヤラシイ。演奏している全員が楽しんでいるような、そんな雰囲気に包まれた音感。頭の良さを感じさせます


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Jacob Young
/SIDEWAYS(06年)
ECM2作目のギタリスト、ヤコブ・ヤング。アコースティックを多用し、ゆっくりと、これも流れるような進行をもった曲が多め。ギターとサックス、トランペットのユニゾンもその効果を生み出しているようです。彼のギターの場合、アコースティックでもどこかしら温かみを感じるのですが、マチアス・アイクのトランペットが硬質な感じで、あったかい紅茶の中に氷を落として飲むようなそんな感じ(?よく分かりませんな、これじゃ)


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Art Lande/SKYLIGHT(81年)
ピアノと管楽器とヴィブラフォンという変わった編成。音の内容は、これはもうジャズの範囲を超え、まさにECMしか実現出来ない様なジャンルとして成立してしまってます。ジョージ・ウィンストンのようなあんな甘ったるいヒーリングミュージックともまた違った、癒しを与えてくるようなメロディアスな曲や表情をコロコロと変えるような曲もあり、聴き手を飽きさせない。アドリブすら、あらかじめ決め込まれているのではないか?と思ってしまうほどの完成度。まさにジャケットどおり。


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Anouar Brahem Trio/LE VOYAGE DE SAHAR(05年)
ウード奏者アヌアール・ブラヒムをフロントに迎えたアコーディオンとピアノのトリオ作。ヨーロッパから見た中東~北アフリカという感じのエスノ感と郷愁感たっぷりの作品。もちろん行ったことはないけど、目を瞑ればその辺りの空気感や臭いが漂ってきそうなほど。メロディも明確。以前、世界の車窓からでもBGMで使われてたけど、そんな感じ
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by necotee-ra | 2009-08-29 15:26 | ムジカ

山本のおっちゃん



鳥取に岩美というところがあって、
ここは兵庫県の湯村温泉を9号線で北上していけば
県境を越えた辺りに位置しています。

もうだいぶ寂れてしまったけど、温泉地として昔は有名だったところですが
それよりも漁港町としての方がよく知られてるかも。
一方を国立公園でもある青い浦富海岸に面し、
そして東と南は山に囲まれた古い小さな田舎町です。


その町の山の裾野に岩井窯はあります。
通称「山本のおっちゃんとこ」。


山本のおっちゃんはオヤジの幼馴染だ。
そして、バーナード・リーチ氏に学び、柳宗理からの絶大な賞賛をも受ける陶芸家でもあります。
本当の名前は山本教行さん。
岩井窯はそのおっちゃんの窯元の名前なのです。(http://www.iwaigama.com/index.html
(まさか自他共に認める堅物のオヤジの友達にあんな芸術肌の方がいらっしゃるとはねぇ)





そういうご縁で、私が本当にまだちっちゃい時から
両親の帰省の度に幾度となく立ち寄ったものですが、
先日、久しぶりに遊びに行ってきました。


おっちゃんの作風は、私、こういったものを勉強した事がないので
ちゃんとした言葉で表現することが出来ませんが、用の美っていうんでしょうか。

「日常生活の中であたりまえすぎて気にならないのに、それでいて常に大切に思えるものがある。
そういうものが焼けないかと思う。私が作ったというより生まれてきたと思えるものが焼けないかと
念じてやまない」ってHPに書かれていますが、まさにそんな感じ。
一生かけて使って行きたいと思えるような力強くも素朴な湯のみや器たち。
そしてそんな器にお菓子や魚を盛ると、なんとも絵になって美味そうに見えたりするのです。


久しぶりに行って気づいたのですが、
その作風が昔と違い少しずつ変わってきたように思います。
それが、2年ほど前に新しくチャレンジし始めたという塩釉の作品。

窯焚きの途中で塩を投入し、塩化カルシウムとかのミネラル分を気化させて
その成分を器の表面に焼き付ける技法らしいです。

今までのどことなく武骨な作品も良かったけど、この塩釉もいい感じ。
ずっと見てて見飽きしないような表面の仕上がり。

これまでの作風のままでも十分なほどのおっちゃんなのに
60歳を前にして、さらに新たな作品にチャレンジするという、その気概!
純粋にかっこいいなぁなんて思いました。

ワインの生産者もそうですが、
本当に良いものを造る人の考え方はよく似ています。
ひとところに安住しないチャレンジ精神。
その意思の強さ。



そして、そういった人との会話に参加し、学びを得ることが出来る幸せ。


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                   塩釉の湯のみ
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                    これもおっちゃんの
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                   来月ウチにやってくるJr. 当然名前はまだない
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by necotee-ra | 2009-08-23 16:03 | ひとりごと

コハリノハ


ちょうど1年前だったか、それ以上前だったか。
私、下の左右のオヤシラズを立て続けに抜きました。
右を抜いた時はどうでもなかったんですが、左は相当痛かったぞ!先生!!
しばらく何もする気が起こらなくて、あん時はまいったなぁ~。

この間、ウチのコハリも歯を抜きました。
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どうも歯ぐきが化膿していたようで、そのせいで
この2週間、コハリの調子があまりよくありませんでした。
モノは食べないし、水も飲まない。
だから排泄もしないし、元気も出ない・・・

時々、口の周りにヨダレをつけてたから、
これはひょっとして口の中になんか出来てて、それでゴハン食べたくても食べれないんじゃ?
なんて直感したもんで、ついこの間病院行って。
そしたら即麻酔しましょうってなもんで、はい。
先生、久しぶりに頼もしかったですよ!
(いっつもは、あ~でもない、こーでもないの連続なのに)
麻酔かけられてたコハリ、
ベロをダッラ~ン垂らして相当アホな顔でしてました。

検査の結果、上あごの左端が化膿で孔が開いてました。
やっぱり。
オヤシラズがグラグラになってたんで、抜いてもらって。

最近眼球がやけに飛び出してるなぁ~ってのも、実はこの口の中の膿が原因だったようです。


そして、ちいっちゃな手術から3日後の今日。
まだ口中が気持ち悪いみたい。
まだゴハンを食べようとしてくれません。
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なかなか、難しいもんですよ、ハリネズミ。
目方あたりの診察代なんて、バカにならんしね!!
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by necotee-ra | 2009-08-18 23:53 | ハリネズミ

ヌーヴォーについて思うこと


「ガメイ?あんな薄いんがええの?あんなんワインやなくてジュースですやん」って
物知り顔の輩は最近ではずいぶん少なくなって来たとは言え、
ブドウ品種ガメイに対する過小評価は相変わらず。

ロワールのガメイはまぁええけど、ボージョレーはなぁ・・・って意見も意外と多い。
殊、ボージョレー・ヌーヴォーに到っては
その解禁の日に提供すらしない飲食店が最近多くなってきたように思います。

その理由は

①薄くてまずい
②なのに高い
③ヌーヴォーごときで祭りのように騒ぐのがイヤだ
④ヌーヴォーはコンビニでも買える

の4つが大半。


しかし


薄いワインはヌーヴォーでなくてもたくさんある。
まずいワインもヌーヴォー以外にいっぱいある。
これを理由にして、ヌーヴォーを店舗展開しないとするのはちとおかしい。
そもそもエントロピーにかけたような、あるいはバンバンに補糖して
濃さを無理やりに引き出した上に、新樽を使ってオークの香りを強引に溶け込ませたようなワインが
美味いとは、私はちっとも思わない。
要は食材の目利きと同じです。同じ品種のトマトでも美味いのととそうでないのとの違い。
大手メーカーによる大量生産品とアルティザンによるこだわり品との違い。
だいたい、若いワイン、壮年のワイン、円熟のワイン、それぞれにそれぞれの良さがあるというものです


残念ながら仕方がない。タイミングよく飲みたいなら空輸代が掛かってしまう。
「薄くてまずいのに、こんな高いワインに金をはらう客なんていないだろう!」
・・・
だったら、ワインをまだ知らないお客さんにオススメすればいい。
グラスで出すには仕入れが高いというなら、このワインだけ利益率を少しだけ下げればいいのです。
なんせ、こんなにフレッシュな味わいです。飲みやすいのです。
今まで「ワインはなんか難しくってさぁ~。分かんないだよね」っていう方にこそ、
飲んでもらいやすい価格で提供すれのはどうでしょう?
ヌーヴォーの名前は一般の方、素人の方でもニュースで聞いたりして知っています。
そう、ヌーヴォーはクリスマスに次ぐワインファンを増やす絶好のチャンス。
ワインに対する敷居を下げて間口を拡げる商材なのです


じゃあ、お祭り騒ぎしなくても良いだけです。
バブル期の、そして10年ほど前のお祭り騒ぎはもうすでに終わっています。
「ヌーヴォー=女体盛でも出てこんかというほどのお祭り騒ぎ」
その考えこそ、一つ前のものです


コンビニで売っているものを仕入れなければよいだけです



そうです!
本当に「良い」ヌーヴォーをきちんと目利きしてこれを提供し、
その良さや素晴らしさをお客さんに伝え、
お客さんに新しい味覚を自身の中に発見してもらい、
ヌーヴォーに対する偏見を払拭する。
あるいはお店のワインファンを増やす。

これからのヌーヴォーはそうあるべきなのではないでしょうか?

(逆説的に)そのためには、本物の、
アルティザンなヌーヴォーを選ばなくてはなりません。




毎年、素晴らしいヌーヴォーを届けてくれている、
ラピエール、フォワイヤール、デコンブ、ブルトン・・・
しかし、なんと言っても今年の最注目はクリストフ・パカレです!


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「2000を超えるボージョレー地区の生産者の中で、
栽培から醸造まで気概を感じるワインを造っている生産者はたったの1%しかいない!」
とは、今年来日した、かのラピエールの言葉だけど、
そんな彼が最も認める次世代のリーダーがクリストフ・パカレ。
ラピエールの殆どのワインを造っていたのは、実は彼です。


フィリップ・パカレの従兄弟でもあり、実はラピエールの甥っ子でもあるクリストフのヌーヴォーは
困難だった08でさえ、先に挙げた巨匠たちからの最大の賛辞を得ているほどの実力の持ち主。



そんな彼のヌーヴォーが今秋日本発上陸!



今までラピエールやフィリップ・パカレのワインやヌーヴォーが日本で手に入るぐらいなのに、
なんでクリストフ・パカレのワインが日本になかったの?なんて思ったりもするのですが、
それにはどうもいろいろあったそうで。

ヌーヴォーじゃない彼のワインは
すでに前のブログで書いたとおり、大阪の豚玉さんで「シルーブル'07」を経験済み。
繊細な果実味と伸び行くようなほんとに綺麗な酸味。クリーンで極上のミネラリテ。
すでに先代とは違った路線を目指しているようにも思えました。

そして今日「コート・ド・ブルイィ'07」を飲みました。
シルーブルとはまた違った表情。こちらはフレッシュでもふくよかで、
飲み応えもたっぷりな果実味にやっぱり素晴らしいミネラル感。最高のバランス。


どうもクリストフの場合は、このミネラリテがキーワードになっているように思います。


そんな彼が造るヌーヴォーは
これまでの他のヌーヴォーとはまた違った世界観、
マルセルをはじめとする巨匠たちと肩を並べながらも、新しいスタンダードを提供してくれそうですよ!
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by necotee-ra | 2009-08-16 00:28 | ワイン

香味を表現する言葉としてのミネラリティ


ワインのミネラルについてヴィノテーク4月号で特集されていました。



ワイン評論の権威、ヒュー・ジョンソンはミネラルという言葉を
その定義の曖昧さから使用することを「極力」避けているといい、
ボルドー大学の、これまた権威であるデュブルデュー教授も
その定義づけを科学的論拠に求めることが出来ないものだと結論付けています。
UCデイヴィス元教授のキャロル・メレディスはさらに辛辣。
「土壌に含まれるミネラルが、ワインの味の中に表現されるとは思わない。
それは生物学にほとんど不可能だから」と一刀両断!




これに対して、かの高名な地学の権威で自身も醸造所を構えるクロード・ブルギニョンは
土壌中の微生物やバクテリアが媒介したキレート化を通じて
植物は金属元素、つまりミネラルを吸収している、としています。
←だからその微生物やバクテリアを殺してしまうような農薬や除草剤を撒いてはいけないのですね!



ワイン中のミネラル
つまりカリウムを主としたナトリウム、マグネシウム、
カルシウム、マンガン、鉄、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛などの金属元素。



ビオディナミの最右翼ニコラ・ジョリーもドーヴィザもそしてあのジャック・セロスも(!)
自然派の最前線にいる、いわば「現場」の造り手たちはブルギニョンの見解と同じにしています。


しかし、こういった意見はワイン中のミネラルの根源を追及しようとする議論に過ぎません。


私自身の考えで言うと
ブドウの根が吸収した土壌中のミネラルがワインとして発露されているものなのか、
それとも醸造中に組成される物質に由来するものなのか、といった議論はさておいて、
源(げん)の正誤ではなく、

感覚的なニュアンスに基づく一個人の表現として結論付けて良いものではないかと思うのです。
そもそもワインを始め、口にするもんの旨い不味いは個々人の感覚でしかない訳だし。
(だからこそ、使う場所をわきまえないといけないのですがね)



話は少し変わりますが
小さいころの通信簿の通信欄に必ずと言っていいほど
先生が書き記していた通り、私は「好奇心旺盛」な子供だったと思います。
イコール=変わったヤツ(?)と言いたかったのでしょうが、確かに!

道端のピーピー豆もアマガエルも、そして登下校の途中で見つけた蜂の巣をほじくっては
その幼虫を口にしていたのですが、山やその辺の石ころでさえも舐めてたぐらい。
そして石ころを舐めると、決まって少しだけ塩辛い粉っぽさを感じたものです。
(もちろんその石によっても差異はあるのでしょうが・・・)
ちょうど、運動場にラインとして引かれる石灰のようなニオイ味にも似ていました。


塩っぽさ=ナトリウム
そして、ラインパウダー=消石灰=カルシウムとつなげていけば、
強引かもしれないが、やっぱりりミネラルに行き着きます。


だからこそ(なのかどうか)、
私自身の記憶として、その生成過程は別にして
ワインの「ミネラリテ」はある程度分かる範囲です。



そして、私はそういったミネラルを感じさせるワインが結構好きなようです。
酸を中和させてくれるし、複雑味を感じさせてくれる。
ミネラルはワインの旨みや透明感を増すものではなく、
ミネラルを感じさせると言われるワインに共通して感じる一種の硬さだけなく
アフターの洋ナシの果実に溶け込んだ粒子の舌触り、
そして鼻から抜けていく、サクマドロップの缶の底にたまった香りや
漢方のような香味を与えるのではないかと思っています。


最近、その「感覚的」なミネラルを感じたワイン。

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ギィ・ボサール 「ミュスカデ・シュール・リー '06」
ミュスカデと言えば、マルク・ペノ。
しかし、彼の場合はメディアによって神格化され過ぎている。(美味しいけどね!)
ワイン愛好家の悪しき慣習であってマスターベーションだ。
音楽の世界でもインディーズはインディーズを良しとして、時にメジャーを攻撃します。
ミュスカデはやはり味わいとしても佇まいとしても
最もバランスの取れたギィ・ボサールにトドメをさしたい




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ドメーヌ・プラジョル 「ブリュット・ナチュール」
モーザック・グリとモーザック・ローズのブレンド。
いかにも完熟のブドウらしい自然な甘みを感じさせます。
食事前の一杯ではなく、食事そのものとあわせるべき




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アニェス・エ・セバスチャン・パケ 「オーセイ・デュレス・ブラン “パシアンス” '06」
通常よりも長く、新樽と1年使用の樽で熟成させたという実験的なキュヴェ。
新樽を使っていながらも、アルボワのティソやマコンのヴァレットばりのミネラル感。
素晴らしいバランス



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ティエリー・ピュズラ 「ヴーヴレー・ペティアン・ナチュレル '04」
ピュズラが美味しいワインを造っていた時代の泡。
伸び行く酸味、果実のボリューム、アフターに感じるミネラルは5年を経て未だに健在







ところで、
今、自然派に限らずアンテナのたったワイン生産者や
それを提供する最前線にある飲食店のスタッフ、カーヴのスタッフの間では
「ミネラリテ」と「ビヴァリテ(飲みやすさ)」がワインの良し悪しを決めるキーワードになっているらしい。

この話はまた次の機会に
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by necotee-ra | 2009-08-08 16:12 | ワイン

domingo e lindo


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8/2、日曜日。快晴!



前々から買おうか買わまいか悩んでましたが、
結局思い切って購入したフランスゴムの木が到着。
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やっとおうちの中に緑が出来ました。
ちょっと静しげな感じ。

よしずを拡げてしばらく読書。





お昼は、これも以前からヤルヤルてって、やってなかった葉ネギの植栽。
我が家では季節問わず、何かとネギをよく使うのです。

近所の苗やさんで九条葱の苗を購入。
ちなみに、この苗屋の主人、ホンマにイヤミなヤツだ。
「収穫は植え付けしてから何ヵ月後ですか?」って聞いたら
「そんなもんアンタんとこの土次第や」
なぁんて言いやがる。分かってるけどさ、もう少し答え方ってもんがあんだろうがよぅ~!

気分害しながら家に帰って土こねくり回してベランダに設置。
はい。プランター栽培です。

ついでにシソとイタリアンパセリも植えてやった。
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そんな感じで休みの日はグウタラしているより
何か新しいことにチャレンジするのに身体を動かしてた方が
かえってリラックス出来るのかも知れません。

そんなこんなでゾーンに入った私は夕方になってもブレーキ掛からず
メダカのお世話に、
部屋中の掃除とソファの皮の手入れ(栄養クリームを刷り込んでいきます)
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これはメダカの水槽に入れてるホテイアオイ。部屋ん中で過保護にメダカを飼ってることもあって
ホテイアオイも週に一回か二回はこんな風にバケツに移し変えてベランダで日光浴をさせます。

いや~もう汗ビッチョリ。
よく動きました!



今日の音楽はジョルジ・ベンの「negro e lindo」(71年)。
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普段あんましターンテーブルに載せる事がないジョルジ・ベン。
後で振り返っていかに自分のテンションが高かったかが分かってしまうような、そんな感じ。
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by necotee-ra | 2009-08-03 00:12 | ひとりごと

イジワル視点



今日は神戸の花火大会でした。
夕方から雨が降るって情報だったんで、何度も何度もウェザーニューズの雨雲レーダーで予報を確認。
家を出る直前まで、行こうか行かまいか色々悩みながらの外出でした。


結果、イヤァ~、行ってよかったです。

私、虚弱体質なのか、元来人が多いとこってかなり苦手なんすけど、
こういう季節感たっぷりのイベントって、結構リフレッシュ出来るっていうもの。


出発前にたっぷりスキンガード振りかけて(蚊に喰われやすい体質なもんで)、
会場に到着するや否や早速恒例の場所取り。

今回は会場から少し離れたすこーしだけ穴場感のある場所です。
それでも、もうすでに結構な人だかり。

今日はなんか気分的にガッツリ屋台で買い込んでの準備です。
イカ焼き2つにタコヤキ2皿、焼き鳥6本にビール2缶。ゲフ~




サザエさんばりに「たまやぁ!」とは言わないまでも
終始「ワァ、ウァ~」の連続でした。
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ところで、これだけ人が集まると、いやがおうでも他人(ひと)の人生の一端が目に入ってくるもんです。

花火が怖くて泣き出す赤ちゃん。


ワンコ連れて花火見にきたご夫婦。
今にもオッチンでしまいそうなヨボヨボワンコは花火を背にしてご興味のない様子。


子供をいっぱい引き連れて、その子供たちを囲んでタバコをプカプカ吸い出す両親とその連れたち。
そのうち子供が退屈になり始めて、その辺ウロウロし始める。
「おめぇ殺すぞ!」
といきなり叫ぶお母さんは酒やけの声。
と~っても大事な焼きソバをかわいい我が子に踏みつけられそうになったようですね。
(あ~それは大変だ)


花火の途中、雨が降ってきた(やっぱり!)
私、大きな橋の下にいたもんで全然濡れなかったのですが、
ワーキャーいいながらみんな橋の下に避難。


「いやぁ~ん、せっかく巻き髪にしてきたのにぃ」
・・・・・巻き髪以上にアナタ、そのオバケみたいな化粧なんとかしなきゃなんないですよね。


そして、帰りしな。
疲れたのか泣いちゃってる赤ちゃん(推定1歳)を抱いたヤンキー父さん(推定26歳)。
「もーなんやねんな、お前!ホンマ泣かすゾ!」とぐずる我が子にトドメの一撃!
いやいや、もうすでに泣いてますから・・・


極め付けは帰りの電車の中。

ある駅で少しお歳を召した老夫婦が乗車してきました。
2人は座れる席がなくてちょいつらそうです。
私らの近くにの優先座席に座ったデブの中年夫婦の旦那の方がが、その老夫婦に一言
「そこの席、倒したら座れますから」
確かにそうかも知れない。
でも折たたみになってる座席は一人分だ。

座席が折りたたみ式だって教えてあげるぐらいの優しさがあるんなら、
優先座席に座ってるあんたら2人が代わってあげたらどうですかい!
座ってるだけで汗ダッラダラかいとらんとよぉ!!


と、まぁ、私相当イジワルな顔つきしてたでしょうなぁ~。


それもまた人ごみん中の楽しさ(いや、人生の教訓!)なんですな
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by necotee-ra | 2009-08-02 00:17 | ひとりごと