ワインとムジカとハリネズミ

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ワインをより美味しくする音楽②

今日のワインは久しぶりに伊のもので。

ボルク・ドドン「ヴェルドゥッツォ02」。


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ボルク・ドドンはフリウリの自然派。
そしてこの蔵元のワインは5年ぶり。
日本に輸入され始めた当時、
ウィス・ブランシスを経験してあまりの美味さにぶっとんだものです。

このヴェルドゥッツォという品種は本来甘口に仕上げられるのが本筋の様ですが、
ボルク・ドドンでは辛口に仕上げます。
しかもワイナートで初めて知ったのですが
「完全に熟すと土の上に落ちてしまい、なんと、それを拾ってきて仕込む」
-とのこと。

余談ですが、
この手のワインをもきちんと評価される
ワイナートの田中編集長という方の懐の大きさはすごいですね。
テクニカル的なワインはのっけから排除してしまうような、
偏見に満ちた某ワイン専門誌との品格の違いを感じます。

ハチミツ、しょうが、オレンジの皮のような香り。
抜栓直後はいろんな要素がばらばらに感じましたが、2杯目からしっかりバランス。
フリウリならではのスキンコンタクトだと思いますが、グラヴナーばりの黒い白ワイン(笑)!
シェリーのようなニュアンスはやっぱりスキンコンタクトかな。

生き生きと鮮やかな酸をもちながらも、しっかりと腰の据わった充分な風格。
旨い!!
そして、ただ旨いというだけでなく、
味覚の幅を広げるための経験という意味合いで大変勉強にもなります。

脳ミソに栄養分を注入してくれるようなこういったワインには少しシリアスな音楽を。

例えばこれ。

Savina Yannatou & Primavera en Salonico 「Sumiglia」

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どこにも帰属しない(出来ない?)、ジプシーのスピリチュアルが詰まったようなアルバム。
女性ヴォーカリスト、サヴィーナ・ヤナトゥが
自国ギリシャからブルガリア、イタリア、
そしてアルメニア、
モルドヴィア、ウクライナといった国の超古典を静謐にそして陰影をもって歌い上げています。




伴奏に使われる楽器は、アコーディオンやベースといったメジャーなものだけでなく、
ウードやネイ、タンブーラといった民族色の濃いものまであり、
それらの効果的なアレンジメントが、
インド・アラブの音楽的ニュアンスがどのような形で欧州のそれと有機的に結びついていったかを理解させてくれます。

感触のよく似たアーティストとしてマドレデウスがありますが、
妥協を排除した伝承音楽へのあくなき探求とその深遠さ、
コマーシャル的な甘えを全く感じさせないという点において、
こちらのほうが圧倒的に硬派な印象。
はるか昔の遠い記憶の再現を前に、癒されるどころか背筋がピシッと伸びる思いが。

こんな民族のモザイク様の音楽を聴くと、
時代に翻弄され続けてきたフリウリの歴史となんとなくダブってくるのです。
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by necotee-ra | 2009-02-28 01:01 | ムジカ

ワインをより美味しくする音楽

ぶっちゃけて言うと、
たとえどんなに素晴らしいワインであろうとなかろうと、
その場の雰囲気が楽しいのであれば何でも呑めてしまうもの。
それは酔いのスイッチが入ってしまえば、なおさらで・・・

例えば98年のセロスであろうが、モエシャンドンであろうが。結局は同じ。
楽しく酔っ払ってしまえばどっちも美味い(んとちゃうかなぁ~)!

結局のところ、どんなシチュエーションで呑むか、
これが一番ワインの美味いまずいを左右するもので、
個人のフィーリング、あるいは一緒に呑むヒトとのフィーリングの共有でしかないのです。

例えば・・・

誰と呑む?
伊藤美咲と呑む?それとも山田花子と呑む?

なにと一緒にあわせる?

どぎついぐらい明るい蛍光灯の下で?
それとも薄暗い店内のろうそくの灯のそばで?

・・・

そのような中で
ワインをより美味しいものに仕立て上げるシチュエーションを構成する要素の一つ、
音楽というのは結構重要です。私の場合。

酔ってしまえば鼠先輩の「ポーポー」もアリかも知れませんが、これからワインを呑もうかという時に「ポッポー」なんて聴こえてきたら、ワインも私もがっかりなわけ、要するに。


Carla Bley & Steve Swallow 「DUETS」
e0165180_1594246.jpgこのアルバムとの出会いは、ずいぶんと前。
確かハタチぐらいのこと。
まだ学生だったのですが、
神戸のトアウェストにあったビストロでホールのアルバイトをしていた時に、
お客さんがまばらなになって、ぐっと照明を落とした夜遅くの時間帯に
当時まだ30歳そこそのお店のオーナーがかけていたものです。


音数が少ないアルバムなんですが、
カーラ・ブレイが創り出す、あの独特のいやらしぃピアノに、
旦那の控えめなエレキベースが「にゅる~ん」っと絡み合う。

こういったシンプルな構成のデュオの場合「ピアノとベースの対話」なんて謳い文句で紹介される事が多いけど、このアルバムの場合、「生ぬるい対話なんてやってられっか!!」
とばかりに繰り広げられる、楽器を通じた夫婦の官能の世界そのもの。
まぁ、なんともやらしい!!

しかし、これがいいんですよ。
アドリブで一音一音を確かめるように鍵盤を叩くカーラ・ブレイに対して、
じゃぁこんなんどうよって反応して見せるスティーヴ・スワロウの絡み。
決して派手でもなくテクニックに走るわけでもなく、
お互いに牽制しあいながら。ツンデレのように。

少し年上の、しかもスキルも背の高さも、
鼻の高さも、着ている服の値段もきっと少し上なんだろうなぁと
思わせる女性との会話の中の、
結局は負けてしまうであろう駆け引きにも少し似ているような、
そんなアルバム。

出来ればディナーを終えて、さぁ呑みなおそうか、という夜10時以降の方がお薦めです。


で、下の写真は昨日ある方と呑んだワイン。

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ジョルジュ・ブリュネ「ヴーヴレー・ペティヤン06」
ダール・エ・リボ「クローズ・エルミタージュ・プランタン06」
ドミニク・ローラン「シャンボール・ミュジニーVV03」
フィリップ・パカレ「ボーヌ・1er・シュアシュー02」
そして素晴らしいクロワッサンとモンドールと。

いや、相手は男性でしたけどね。
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by necotee-ra | 2009-02-23 02:18 | ムジカ

Embalo/Tenorio.Jr



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アルゼンチンの軍事政府により暗殺されたとされる不運のピアニスト、
テノーリオ・ジュニオール。
64年の唯一のソロ作とされているのがこの作品です。

ドラムにホナウド・メスキータやミルトン・バナナ、
ヴィオラォンにネコ、トロンボーンにエヂ・マシエル、
パーカッションにフーベンス・バッシーニ、
サックスにメイレリスやパウロ・モウラ等、
それはもうとにかく豪華なメンバーが脇を固めています。


聴き所はもちろん(よく言われている通り)M-3とM-6ですが、
全体的に緩急のついたアレンジと各プレイヤーの超絶テクニックの
緊張感みなぎる絡み合いで、初めから終わりまで聴き手を全く飽きさせることがありません。


いわゆる「ジャズボッサ」や「サンバジャズ」なのでしょうが
テノーリオ・ジュニオールについてはなにも枕詞を付けずとも
シンプルに「ジャズ」のコーナーにおいてあっても
充分にデューク・ピアソンやホレス・シルバーと対マン張れるほどに素晴らしい演奏を聴かせてくれます。


ジスモンチやドナートと並ぶブラジルの至宝で(実際73年にはジスモンチの作品で共演済!)
ブラジル音楽好きを自称する方には避けて通れない作品であることは間違いありません。



っと、以前に投稿済のアマゾンレヴューからでした。
最近LPで再発されましたが、
ややこもった感じの音質になっているCDより、雰囲気も含めてそっちの方が良いかも。
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by necotee-ra | 2009-02-21 08:56 | ムジカ

最近忘れてません?


あ、久しぶりです。
コハリです。

あの~ブログのタイトル、忘れてません?
ハリネズミって書いてませんでしたっけ?ご主人!
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へぇ~これがカメラってやつ?へぇ~~
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って、どこみてんのよー!はもう古いんだっけ・・・
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by necotee-ra | 2009-02-21 01:47 | ハリネズミ

egoの新しいのを分かりやすく解説


ego-wrappin’の新作
[EGO-WRAPPIN' AND The GOSSIP OF JAXX]をざ~っと聴いた感想。


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・キネマティック
・社会派ではないロバート・ワイヤット
・一般向けのブリジット・フォンテーヌ 
・アメーバ

・・・ん? いや、ものすごくかっこいいんですよ。



さぁ、新しいステージに突入です。
[merry merry](04年)と
[ON THE ROCKS!](06年)で試行した新しい方向性の一つの到達点です。

[満ち汐のロマンス]や[Night Food]を信奉するあまり、
[merry merry]以降聴かなくなってしまった人には
もうついていけない(ついていく気すら起きない)音楽になってしまいました。

もはや昭和歌謡ではありません。キャバレーでもありません。

明快なプログレッシヴロックです。
ファンが離れてしまいそうなぐらい難解なこともやっています。構成も複雑です。
それを中納さんの素晴らしい歌唱力がぎりぎり引き止めています。
歌詞に宿した「空気感」をぐうぅっと凝縮させて明確に見せ付けるアレンジ。抜群です。



さぁ、来月28日。これがライヴでどう爆発するか!
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by necotee-ra | 2009-02-19 01:06 | ムジカ

大急ぎのワイン整理~春に向けて②


前回の続き・・・



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2月に入っての1本目はやっぱり1月末に来日していた
ラングロールのワイン「トラヴェルセ03」。

彼のバックヴィンテージなんてまずありえないのですが、何とか確保してました。
エリック本人も還元が結構強いという03でしたが、
なんのなんの素直なワイン。
これはもうピノノワールの域。
まだまだ試行錯誤のさなかのヴィンテージだったようですが、
結果的にバランスを崩すこともなく良い歳のとり方。
あの誰にもマネの出来ない果実味は今だ健在です
後1年~2年までがピークと言ったところでしょうか。




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次はそのエリックの所で2年半ほど腕を磨いた後、
着の身着のままでロワールに移り、
今やオリヴィエ・クザンと親交を深めるというブノワ・クロー、30歳。
畑の真ん中のキャンピングカーで家族3人暮らし。
その周りには自給自足のための野菜や穀物が
全部ビオディナミで栽培されているということ。
そんな蔵元のシュナン100%「ジルブール05」です

とにかくものすごいミネラル感。というよりミネラルの塊!
フルーティなんだけど、しかしトースト香が強く、
そしてエステル成分もがやや突出して強い。まさに大吟醸の様。
抜栓が少し早かったか。
その証拠に1日目よりも2日目、そして3日目の方がもっと美味い。
飲み頃はあと5年はいけるのではないでしょうか。
そういう意味ではポテンシャルの高いワインと言えます。




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次はサンソニエールが5年振りだったか7年振りだったか、
とにかく久しぶりに造ったという「ブリュット・メトード・アンセストラ・ブリュット・ノン・ドゼ 04」。
シュナン100%のつまり泡モノ。
収量は20hl/haということだから、DRCより低く、
そしてラットで熟成されたものということもまた希少性を高めています。
元々のブドウのポテンシャルが高く(だからノンドゼにも出来る訳ですが、
なるほどしっかりとしたコクを感じさせます。
泡の状態も良く出来たシャンパーニュの様で好感がもてるものです。

しかし何せ高い!
なんてたって一般市場で販売している価格が概ね8700円。
これって同じ蔵元のフラッグシップ、ボンヌゾー(最も安価なコトー・デュ・ウー)
よりも高いわけなんですから。
同じシュナン100%の泡なら、同じロワールのユエやグリオットで充分。
一時セールの絨毯爆撃のように出回っていた
ニコラ・ルナールからの買いブドウで造られたピュズラの泡や、
それより以前のピュズラの泡で、
同じニコラ・ルナールのシュナンを使った「ペティヤン・ナチュレ」の99や01
(このキュヴェは最高傑作!)
の方が美味いし、もっとコストパフォーマンスが高いと言えます。
だって今挙げたこれらの泡、全部4000円以内で収まるんですから。
これってレートの問題以上の何かがあるのでしょうね。




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そして、ドミニク・ドゥランの「アレ・グートン06」。
この蔵元は赤もシャルドネも美味しいんですが
なんてたってやっぱりアリゴテが最高。
この最安価キュヴェから泡までとにかくアリゴテの使い方が上手い。
さっきのブノワ・クローがミネラルの塊なら、こっちは旨みの塊。
おしんこやお刺身、板わさからスルメまで
焼酎や酒好きのまさにのんべぇ対応可能な1本。
毎日の食卓に安心、楽チン!




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そして勝沼醸造のアルガ・ブランカ・イセハラ07。
もっと熟成させておきたかったのですが、なんせもう春が近くて・・・
しぶしぶあけたらなんと、ブショネ。はいさようなら。
大好きなんです、このイセハラ・・・未練たらたらたらたら。




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気を取り直してビアンカーラの「サッサイア06二酸化硫黄無添加」。
抜栓直後は・・・
あぁやっぱりあのいつもの還元ですね。
そして、口に含んで・・・
(同じように)あぁ、やっぱりこれなんだなぁ~と思ってしまう、癒しのワイン。
なんだか枕の様に気持ちよく、いつでも腕を広げて待ってくれているような、大きなワイン。

10年前になるでしょうか。
アンジョリーノ・マウレとトリンケーロが一緒に来日して
大阪の南森町のあるレストランでセミナーをしたのですが、
その時の来場者はなんと18名!!それが2人とも、今の状況を考えると・・・

ワイン選びに困った時には
私はいつでもこのビアンカーラのマシエリかサッサイアを注文するようにしています。
二酸化硫黄が入っていようがいまいが、あんまり大きな違いは自分の中で感じません。
味わい云々を超えた素晴らしいたたずまいをこのワインに感じるのです。

と、ふぅ~。
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by necotee-ra | 2009-02-17 00:40 | ワイン

大急ぎのワイン整理~春に向けて①

冬の間はワインをセラーに入れなくても、
北向きの部屋の中で暖房さえつけなければ充分保管出来ます。


しかしそれも悠長なことは言っていられません。
あったかくなる3月までにはなんとか全部のワインをセラーに詰め込まなければいけないのですから!
と言うことで、この一ヶ月の間、せっせと急いでストックを消費中。

最近すっかり滞っていたおうちワインメモですが、ここらでまとめて。

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まず1月初旬に開けたのがパカレのACブルゴーニュ07。
これは完全にミーハー心から購入したものです、はい。

このワインはレギュラーのラインというわけではなく、
お得意様向けに特別に醸造されたようで、
シャンボール・ミュジニー近くの村(近くの村??)と
ジュヴレ・シャンベルタン近郊の村からのピノを使ったという代物。

抜栓直後からフランボワーズの甘酸っぱい香りがはっきりと感じられます。
還元香は一切なし。適度にフィルターをかけているんでしょうね。オリも少なめです。
口に含むと果実味は良く出来たモルゴン、
全体の印象はヴォルネイとシャンボール・ミュジニーの中間ような繊細さ。
パカレだからと言って偏見でみてはいけませんねぇ。
充分満足です。


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次はマルク・ペノのフォル・ブランシュ05。
以前はグロ・プラン・ラ・デジレという名前でリリースされていたもの。
(07で再びデジレに戻ってるようですが)

こんなまったりとしたグロ・プランは初めて!ヴィンテージの影響でしょうか?
03も飲みましたが全くこんな感じではなくて、
シュッとした酸とみずみずしいだけの印象だったのですが・・・
今回は甘味さえ感じるほどのコクです。


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次もマルク・ペノ。アブリュー04。
このキュヴェは04以降、日本には輸入されていないのでしょうか?
最近さっぱり見なくなりましたね。
再出発した07VTから、またこのワインが入って来ることを期待したいところ。
なってたって大好物の赤です!!

04とは言え、まだまだ発泡しているあたり、
ひょっとして熟成の可能性があるのでは?と思わせるポテンシャル。
土着品種ですが、決して鈍重にならず、あくまでも優しくフルーツ感たっぷりの味わい。
最近のパタポン好きの方には絶対お薦めです。


そして写真に撮るの忘れたのですが、
次に開けたのはピエール・フリックのリースリング・ビール05。
スティルワインで王冠+プラキャップは初めて。なんか結構かっこいい。

以前のブログでも書きましたがワインは少し甘みを感じるぐらいの方が自分の好み。
しかもこのワインぐらいミネラルと酸がビシッと決まっているのがいい。
家に帰って食べるご飯に合うのは
こんなきりっとした酸味と甘みを感じさせる程度の果実味のあるワインが
一番なのではないでしょうか?
ワインは料理に合わせてなんぼ、というなら、
だいたいのおうちご飯はアルザスかオーストリーが楽チン。
出汁やみりんや野菜の旨み、味噌汁にも合わせられます。
赤ワインに合うのも食卓には並びますが、特に無理する必要もありませんね。


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おまけはマルク・アンジェリのジュ・ド・ポンム。
にごりににごった白いリンゴジュースです。
蔵元の名前に冠した「ラ・フェルム」をまさにそのまま地でいく生産物ですね。

保存料はもちろんゼロ。
(最近では日本でも真空状態の中で瓶詰したリンゴジュースが400円ぐらいで購入出来るようになりました。つまりこれも保存料なしです)
うまいかまずいかといったら、当然美味い。
でも比較対照する引き出しが少ないもので・・・


と、長くなりました。
一旦この辺で。
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by necotee-ra | 2009-02-15 23:42 | ワイン

新しいスピーカーがすごい!!

とうとう自宅のオーディオのスピーカーを変えました。
これまでのDENON SCE 717RからKEF iq 30へ。

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つい先日、アンプ(これもDENON)が故障した事が新調のきっかけ。
そのアンプを修理に出して戻ってくるまでの10日ほどの間、
いつも普通出来ていた習慣(つまり音楽を聴くということ)が
途絶えてしまったのですが、その事が逆に元々のオーディオ趣味に火をつけたようです。

SCE717も悪くはなかったのですが、
どうも低音域がこもって聴こえてしまうのに加えて
音場感も改善出来れば・・・との思いでのKEF iq をチョイス。


そしついに今日到着。


・・・ん?

と思ったのは、KEFってイギリスのメーカーにも関わらず
「MADE IN CHINA」のシールが貼ってある事。
調べるとKEFの監修で全ての製品が中国で製造されている事が判明。

別にいいんだけど、
ユニットとキャビネットの締結ボルトのヘッドが変形してしまってるし、
ネットにくっついたエンブレムの裏処理は雑だし、
化粧プリントはグレードが低いしで、どうもねぇ・・・といったところ。


で、肝心の音の方は?というと、
外見のイマイチさを補って余りあるほど凄かった!
これはホント、飛躍的な向上です。
何が凄いかって、音像がクリアになったこと、
音の定位が明確になったこと、
低音の輪郭がはっきりしたこと、そして抜けの良さ!

で、よく話題になるのがこういった音の比較をする時、
どんな音源を基準とするのか?ってこと。

私の知り合いでフリーのジャーナリストやってるTさんの場合はカルトーラらしい。
アンプやスピーカーを新調する時は、カルトーラの声を一番きれいに鳴らすのを選ぶという。
彼はかなりの変態だ・・・(もちろん良い意味ですよ)


私の場合はその時々によって変わるのですが、
基本的には何かアコースティックな楽器と
声だけというシンプルな音源を使って
合う/合わないの判断基準にしています。

今回はトニーニョ・オルタの「DURANGO KID」。

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ナイロン弦のつややかさも目に見えるような明確さ。
ギターの胴の鳴りも鮮やかで、
スキャットもちょうどセンターからばっちり浮かび上がってくる。

しかも夜遅いもんだから近所迷惑にならないように音量を絞って聴くのですが、
小さな音でもバランスを崩すことなくまとまってくれています。

いやぁ、ホント、いい買い物でしたわ~
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by necotee-ra | 2009-02-15 01:44 | ムジカ

朝の御堂筋線でのある事件

つい先日、強烈な場面に遭遇しました。


関西在住の方なら朝地下鉄御堂筋線のラッシュと言ったら、
その混み具合を想像いただけるものと思いますが、
そんな御堂筋線梅田のホームでタバコを吸いながら歩いている人がいたのです。
まさに8時半前の通勤ラッシュの時。

私自身が喫煙者だからその時は分からなかったのかも知れません。
ぎゅうぎゅうに混雑している階段を降りながらタバコを吸っていた
その人に対して、駅員さんがタバコを捨てるよう注意した瞬間の事です。

なんと!そのおっさん、
(敢えて言わせていただきましょう。フケたっぷりの40代前半のおっさんです)は
指に挟んでいた火のついたタバコをその駅員に投げつけたのです!
その距離1メートルもありません。
幸いタバコは駅員さんには当たらずその後ろの壁でしたが、
当然、投げつけた時に散らばった灰は容赦なくまわりの方の頭に降ってきます。

皆さんならどうされます?
その場で首根っこを掴まえますか?
それとも言葉で抗議しますか?
私はあまりの出来事に黙り込んでしまいました・・・なんて不甲斐ない!


JTの喫煙マナーではタバコを灰皿に捨てましょうとは謳っていますが、
人に投げつけたりしないで下さいとは謳っていません。
その理由は簡単。犯罪に繋がることだから。(傷害致傷、傷害罪、名誉毀損)
そんなことイチイチ言われなくても当然分かるでしょう?おっさん!
しかも混雑した駅のホームで喫煙するなんて。


ニュース番組のパネラーが「最近の世代は~」
なんて若者全部を一緒ごたにして批判しているのを良く見かけますが、
そういう論法なら「近頃の中年世代は~」と反駁も出来てしまう。

逆に世代ごとにひとまとめにすることなく、
「いやぁいろんな人がいるもんですなぁ」と客観的に結論付けることも出来ません。
だって、それは別のシーンでは自分が他人から言われているのかも知れないのですから。
そして、その言葉は社会にとって、少なくともその言葉を発した人にとって無用な類の人間であると宣言しているに等しいのですから。
自分以外のほかの誰かとの結びつきが出来ないという事がどんなに寂しいことか・・・


今、そういった40代、あるいは40になろうとしている人が、自分の子供を育てます。
全員が全員そういった方ではないということは充分理解していますが、
その日に出会った人間の子供はどう育っていくのでしょう?


と、まぁそんな事を考えると、大人の責任は思いぞ!なんて今更ながら思ってしまうのです。
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by necotee-ra | 2009-02-14 00:57 | ひとりごと

トカゲとカメとメゾン・ド・ショコラ

前回のブログからご無沙汰の・・・
遅ればせながら、北浜TTGで開催されたラングロール・
エリック来日記念のイベントの様子を。

このイベントで味わえたのはエリックのワインを8種類と、
子供時代からの友人アラン・アリエのワイン、
そして関西ではTTGさんでしか飲めないというエリックの愛弟子
ブノワ・クローのワインの合計10種類。

この一つ一つのワインに、料理を合わせていくといった企画なのですが、
料理をつくるのはもちろん日本仏料理界の鬼才M谷シェフと、
なんと神戸北野から次世代和料理界の筆頭U野大将!


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来場は50人とちょっと。
ということは主催側スタッフとホールスタッフ、
そしてエリックと、マリーを合わせたらなんと60名と少しが
あのTTGの中にぎゅうぎゅう詰めという状態!!

キッチンから噴出する火の力の応援もあってもう少しで酸欠寸前!



気になるワインと料理のマリアージュは?というと、これが、もうもう!!

本当に考えに考えられた素材の組み合わせなのですが、
M谷シェフもU野大将もつくる料理に一つ隙間を作ってるんですね。
そこにエリックのワインが一つの素材として介入し
始めて料理が完成するという、なんとも奇跡のような一皿一皿なのです!

みんな楽しそうでしたね。ホントみんながハッピーな一夜でした。

そんなTTGさんで昨月から売り出し中なのが、
このカメチョコ。


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キャラメル味とカルヴァドス風味の2種類。(カメの足の色が一本違う)
実際に作るのはMシェフの親友、玉造のピーターさん。
なんとこのスペシャルチョコのためにベルギーから型を取り寄せたのだそうな・・・
旨さもビックリですが、値段もビックリ!!
最近いただいたメゾン・ド・ショコラといい勝負。


メゾン・ド・ショコラ・・・

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表参道店行きましたが、結構たじろぐ価格です。
そして、一枚一枚フランスの工房でつくられて日本に送られてるのだそうで。
ライセンスで日本でつくられているのとは一味違うと!?

う~ん、確かな安心感が口中に広がります。
どっちも旨い!!
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by necotee-ra | 2009-02-09 00:11 | ワイン