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ワインとムジカとハリネズミ

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だらだら

しばらく忘れてたワインメモ・・・

今さらながら2月下旬から3月にかけてのおうちワイン(なんと!)

一発目はマルク・ペノ「エム・ド・ベー」07

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ミュスカデ種の伝統的な呼び名
melon de bourgogneを略したものがワインの名前になったペティヤン仕上げ。
(実際は泡なんて殆どないんですけどねー)
旨みエキスの塊のような味わい!やわらかい!!
でも、ただそれだけ、かな?酸味の表現が今ひとつ。
バランスの良さなら同じペノさんの同じVT「ラ ボエーム」の方がずっと良く、しかも安い!
そして発泡の持続性もこっちのほうが好み。



次はブルーノ・デュシェン「ラ・ルナ」07。

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南仏のロマネ・コンティだなんて言われているキュヴェを造る
新進気鋭の自然派生産者ですが、このワイン、今開けてもかたいかたい!!
一番安いキュヴェだからってナメんな!と言わんばかり。
タンニンもまだまだ荒く、日常の料理の味を打ち消してしまうぐらいです。
ほぐれて来るのは3日目になってやっとのこと。
こういうのは羊とか野禽のジビエには最初っからいけるんでしょうね。
グルナッシュ、カリニャン。
ん~~~もうしばらく寝かせるべき



そして、先日来日していたフィリップ・パカレのアリゴテ05。

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唯一の自社畑からのアリゴテでしたが、このVTを最後に畑を売ってしまったようですね。
02年の初ヴィンテージん時の、
そしてこれを買い逃した方々の03年に対する狂乱ぶりがあんまり凄くて、
それに辟易して今更なぁ~って自分でも思いながらも最後のアリゴテだから、
という感じで購入してたもの。
いやぁ、正直「やっぱり旨いなぁ」の一言。
どこをどう見ても旨いんです。欠点がひとつもないと言ってもいいぐらい。
05年というVTも相しているんでしょうね、
安定した熟成感、伸びやかなミネラル、シュッとした酸と程よい果実のヴォリュームに
草のニュアンスによる複雑味。



これは晩御飯の時のショット。
ユドロ・バイエ「シャンボール・ミュジニー・ヴィエイユ・ヴィーニュ」04。

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とにかく繊細で上品!そして何と言っても気品!!!
これに尽きます。
旨みもタップリだし、日々の晩飯に無理なく合わせられる。ちなみにこの日は肉じゃが。
そう肉じゃがとワイン。いつもの、食卓ってこんなもんです。そしてこんな感じが何となく良い。



最後は04年設立のまだ真新しいイタリアはラツィオの生産者ジャン・マルコの
レ・コステ「ロッソ・ディ・ガエターノ」06。

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除梗したサンジョヴェ、モンプル、カベソにメルロ25%ずつ。
瓶詰の瞬間も酸化防止剤不使用。
ワイン造りはパカレ、シュレール、ルネ・ジャン、バラルから学び、そして植わる
アレアティコはマッサ・ベッキアからでサンジョヴェーゼはなんとソルデラから!
またまた、使う樽の一部はパカレからのもので、畑の1/3がフラン・ド・ピエ・・・
なんて前情報あったら、気にならない人なんているんでしょうか?
美味いじゃないですか、結構。
これが初めてのヴィンテージとしてはかなりのもの。
まだ線は細いけど果実の甘みもあるし。
ええやん ええやん、で2日目、酵母のニュアンスが強くなり、
3日目、酵母臭の塊のように・・・この辺もう少しなんとかしないと。
いやいやこれからです!

ロッソ・ディ・ガエターノ・・・ガエターノ?で、カエターノ・ヴェローゾ


Caetano Veloso [SOZINHO]


by necotee-ra | 2009-04-05 01:24 | ワイン