ワインとムジカとハリネズミ

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ヴージョ



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ブルゴーニュを巡る旅のガイド本に必ず掲載されているのが
オスピス・ド・ボーヌとシャトー・クロ・ド・ヴージョ。

2日目はシャトー・クロ・ド・ヴージョに寄ってきました。
大きなグランクリュの畑の中にそびえる
まさにシャトー(城)のような外観の建物。
ブルゴーニュワインの歴史を伝える博物館にもなってて一般の私もビアンぶにゅ。

建物の中には昔々の大型醸造設備がたくさん展示されていて
いかにワイン造りが大変なものだったかを体感出来ます。

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これ。この大型の圧搾機!

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毎年のシュヴァリエ・ド・タストヴァンの叙任式もここで開かれています。



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シャトーのまわりはだだっぴろいブドウ畑。
これがグランクリュ、クロ・ド・ヴージョ。
写真はシャトーの東側。


サッカーグランド50個分ぐらいの広さの畑を
78人が所有していて、それぞれの所有区画からそれぞれのワインを造っています。

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しかし、柵も看板もないこの畑。
どっからどこまでが自分んとこの畑なのか分かるのだろうか...


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行ったときはちょうど新芽が吹きだしはじめた季節。


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これはシャトーの北側。
向こう側の畑はクロ・ド・ラ・ペリエール。
モノポールのプルミエ・クリュ。





しかし、悔やまれるのは、
行く前にもっとこのヴージョの、というよりも
ブルゴーニュワインの歴史と文化を事前に勉強しておくべきだったってこと。
歴史的な建造物や、世界遺産なんかは特にそうだと思うけど、
その歴史を知っておいた方が数倍楽しめる。

クロ・ド・ヴージョとカトリック・シトー派の関係。
シトー派のワイン造りに対する執念とテロワールの関係。
そこから派生するブルゴーニュ・グランクリュの成り立ち。
フランス革命と大戦への関わりなどなど。

ブルゴーニュのそれぞれの蔵元の個性を追求するのも楽しいけど、
なぜその個性がワインとして表現されるのか。
そこにはブルゴーニュならではの歴史と文化にしっかり裏打ちされているんですね。
日本に帰ってきて、いろんな本を読んだけどもっと早くに読んどくべきでした。

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いまから!と思われている方へのちょっとの親切(大きなお世話...)

『ほんとうのワイン-自然なワイン造りへの回帰』
(パトリック・マシューズ著、立花峰夫訳、白水社)
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『ブルゴーニュ-ワインとグルメと歴史にひたる』
(旅名人ブックス)
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『テロワールとワインの造り手たち』
(ジャッキー・リゴー著、野澤玲子訳、作品社)
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『アンリ・ジャイエのワイン造り』
(ジャッキー・リゴー著、立花洋太訳、白水社)
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『ブルゴーニュ 華麗なるグランクリュの旅』
(ジャッキー・リゴー、野澤玲子訳、作品社)
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『ワインと風土-歴史地理学的考察』
(ロジェ・ディオン著、福田育弘訳、人文書院)
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by necotee-ra | 2012-08-11 23:01 | ワイン