5年前、澤野工房により復刻されたミハエル・ナウラの『EUROPEAN JAZZ SOUNDS』。
63年作の原盤のあまりの希少さから、復刻でさえ奇跡中の奇跡とまで言われ、
収録の「DOWN IN THE VILLAGE」はジャズ圏の内外問わず、圧倒的な支持を得ました。
ハード・バップにも関わらず全然古臭さを感じさせず、スピード感、緊張感、リズム感と調和の佇まいは
他にはないかっこよさが確かにあります。
(ふんわり工房って・・・)
この復刻でミハエル・ナウラを知った人は、
「DOWN IN THE VILLAGE」のオリジナルが収録されたタビー・ヘイズのライヴ盤も欲張ったり、
オークションにたまに出てるECMの『VANESSA』にドキドキしたり(でも入札しない)、
はたまた、アマゾンに出品されているMPSの『CALL』のCD盤の法外な値付けに
そっとため息をついたりしてきたことでしょう。(ハァ)
私もその一人。
でも結局、ミハエル・ナウラと言う名前で簡単に手に入れることが出来るのは
その『EUROPEAN JAZZ SOUNDS』だけなんですよね。